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和泉流狂言でござる!-光星学院野辺地西高等学校創立35周年記念芸術鑑賞会-

 光星学院野辺地西高等学校は10月12日(金)の学校創立35周年記念式典に先立ち、9月28日(金)、記念事業の一つとして創立35周年記念芸術鑑賞会「和泉流宗家一門による狂言公演」を行いました。
 35周年記念事業協賛会(会長甲田保光)では、保護者及び野辺地町民の方々にもご案内いたしました。当日はあいにくの雨模様でしたが、保護者、野辺地町の方々の他に、口コミで三沢市、おいらせ町から計85名の方々が鑑賞においでくださいました。
 はじめの30分は和泉流宗家和泉元彌さんより日本の笑いのルーツ、狂言の歴史、和泉流の歴史、狂言の特徴、笑いのツボ、当日の曲目について説明。独特の迫力ある声とフロアを巻き込む巧みな話術に観客は吸い寄せられるように耳を傾け、相づちを打ったり、宗家から出される質問に答えたり。
 次の30分は狂言「鬼瓦」、次に「盆山」が和泉流宗家和泉元彌と姉である三宅藤九郎さんによって演じられました。客席からは誘われるかのように笑いが起こり、狂言独特の笑いの醍醐味を味わいました。
 最後の30分は狂言体験。椅子にもたれていた腰を離し、背筋をピンと伸ばしてまずは稽古の始めの挨拶「よろしくおねがいします。」次は発声練習。宗家に倣って狂言独特の声を出します。練習が終わると「ありがとうございました。」と終わりの挨拶。礼に始まり、礼に終わる稽古事の基本である挨拶の練習。日本文化を伝承する上で欠かすことのできない挨拶・礼儀は、現代でもマナーとして大切であることが語られます。
 残り15分のところで節子理事長が挨拶。生徒に熱っぽく語ります。「今の皆さんがあるのは皆さんのお父さんやお母さんのおかげ。子を思うからこそ厳しくするのです。親もそして先生方もいろいろ教えてくださる。親や先生を大事にしなければいけません。」
 締めは宗家。「芸事の世界は厳しい。明日親や師匠が生きているとは限らない。3回練習したことは体で覚えてしまいなさいと言われてきました。今日教えていただいたことは今日覚えなければならない。今日やるべきことは明日へ延ばしてはいけないということです。苦労から学び取ってほしい。生徒の皆さん、頑張ってください。」と結びました。
 気がつけば花束贈呈。あっという間の1時間30分でした。

生徒の感想
「眠いところもあったけどおもしろかった。」
「狂言の練習がおもしろかった。」
「野辺地みたいなこんな辺鄙なところへ来てくれて嬉しかった。」
「あんな有名な人が来たんだよね。」
「節子ママ、かわいい。」
「握手しちゃった!」
保護者、町民の方々の感想
「大変いい思いをさせていただきました。」
「楽しいだけでなく、狂言の勉強をさせていただきました。納得しました。」
「こんな小さな町に、あのような方をお呼びして、私たちにも鑑賞の機会を与えてくださってありがたいことです。今度は東儀秀樹さんを呼んでください。」

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硬式野球部 小学生野球教室で指導

 10月20日(土)、21日(日)の2日間にわたり八戸東運動公園球場において、小学生野球教室が行なわれ、八戸大学硬式野球部が小学生約90名に対して守備と打撃の指導を行なった。
 この小学生野球教室は、八戸市体育振興公社が主催で、小学生の技術向上と、子どもたちに野球の楽しさを感じてもらうために開催したものである。
 講師として参加した八戸大学野球部員たちは、先にシートノックによる守備のデモンストレーションを行ない小学生にレベルの高い野球を見せた。その後は、各ポジションにわかれ、キャッチボールや、守備位置での構え方、捕球の仕方など、ボールを使いながら指導した。小学生たちは、歓声をあげながらも、真剣な表情で取り組んでいた。

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NHK杯第58回青森県サッカー選手権大会(天皇杯予選)4年連続7回目の優勝

 都道府県大会を含めると6000近くのチームが参加する本大会は、国内の最高峰の大会であり、プロとアマが対戦し、元旦の決勝戦を目指して熱戦と数々のドラマを目にすることが期待される大会である。
 さて、本学サッカー部はここ数年、全国大会で2回戦・3回戦に進出しているため、今年も県予選では連覇を期待された。シードで出場した準々決勝では、海上自衛隊に9対1、準決勝は光星高校に2対1、決勝戦は青森山田高校に7対3で勝利し、4年連続7回目の優勝を飾った。
 全国大会の1回戦は長野県代表の大原学園との対戦となった。試合は本学のペースで進んだが一瞬の隙をつかれ、相手に先取点を奪われ追う展開となった。試合はお互い守備の甘さから得点の取り合いとなったが、本学がロスタイムで決勝点を決め5対4で2回戦に駒を進めた。
  2回戦は長崎県代表で社会人地域リーグに所属し、プロチームを目指しているV・ファーレン長崎との対戦となった。本学は守備的に試合を進め相手の隙を狙う戦法で戦ったが、前半終了間際に先制され、後半も追加点を許し、0対5で敗れ、2回戦で姿を消した。
 天皇杯に出場するチームの大半は格上が多く、年々初戦を勝ち抜くことが難しい状況となっているが、選手はチャレンジ精神を忘れることなく、これまでの経験を生かし更に前進していくことだろう。
 結びに今大会では、法人関係者をはじめ多くの皆様にご声援・ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

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第12回北海道・東北地区大学野球王座決定戦3年ぶり2度目の優勝

 春季リーグ戦を2年ぶりに制して臨んだ全日本大学野球選手権大会では初戦は勝利したが、2回戦敗退の結果に終わった。2試合とも東京ドームでの試合だったので、秋は必ず明治神宮大会に出場して大学野球の聖地である神宮球場でプレーすることを皆で誓った大会でもあった。
 夏休み中の練習や遠征で春以上に力をつけて臨んだ秋季リーグ戦では、先発に櫻田裕太郎(2年横浜高校出)投手、前橋泰輔(3年浜松工業高校出)投手のローテーションで8連勝(最終成績9勝1敗)し、2季連続9度目のリーグ戦優勝を勝ち取ることができた。中でも前橋投手は自己最多の3勝を挙げチームの優勝に大きく貢献し、第12回北海道・東北地区大学野球王座決定戦出場権獲得の原動力となった。
 北東北野球連盟代表として出場した王座決定戦(10月12日から開催)では、初戦の道都大学(札幌学生野球連盟代表)戦を前橋投手の好投で3対1の接戦で勝利し決勝戦へ進出。決勝の東北福祉大学(仙台六大学野球連盟代表)戦では先取点を取るものの、終盤にエラーなどで同点に追いつかれてしまい延長へ突入。延長10回、二死二塁から岩本康平(3年 上宮太子高校出)選手の決勝タイムリーで逆転に成功した。最後は櫻田投手が抑え、2対1で連日の接戦を制し3年ぶり2度目の明治神宮大会出場を決めた。

学院キャンパスだより第7号

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総合研究所 地域貢献へ機能向上

 総合研究所は、10月1日から市行政や民間企業をバックアップするシンクタンクの機能を高めるため組織を再編一新した。
これまで市の活性化政策を手伝い、市民や学生を対象とした講座を展開してきたが、活動内容を一新、大学で培ってきたノウハウや研究成果をできるだけ公開し、市行政や地元企業の商品開発に生かすことになるなど、街づくりや産学官連携を支援する市内の拠点に位置付け、シンクタンク機能を向上させる。
 総合研究所の体制は、所長に蛇口浩敬学長、所長代行に鈴木宏一副学長、そのほか、ビジネス学部、人間健康学部の教授陣7人が月曜から金曜までの日替わりで研究所に駐在する体制を取る。各教員は、地域ブランドづくりや中心街の活性化などのテーマを設定して活動するほか、資格講座の開講など市民ニーズにも対応。産業活性化のため、各高等教育機関、市、八戸商工会議所などとのネットワーク強化を目指す。

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人間健康学部就職活動始まる

 人間健康学部の一期生(現3年生)がいよいよこの秋から就職活動を開始する。すでにこの時期に備えて6月より就職ガイダンスを実施してきたが、気持ちを新たに就職活動を迎えてもらうために10月18日(木)に出陣式を行った。
 式では、まず、学部長代行畑山俊輝教授より今回の出陣式の趣旨説明が行われ、続いて鈴木宏一副学長より激励を込めた挨拶、就職支援部長の丹羽浩正教授より就職活動の「心構え」など激励の言葉が続いた。その後、就職支援課長より今後のスケジュールなどについて詳細に説明があり出陣式は終了。また、式終了後には、エン・ジャパン株式会社の丸田哲幹氏より「人間健康学部の就職活動について」の講演が行われ、参加した学生は、これから迎える就職活動にそれぞれの思いを巡らしながら、真剣に聞き入った。
 なお、就職支援課ではそれぞれの進路が達成できるよう、学生と一層コミュニケーションを図りながら指導・支援を行っていく。学生自らが意欲的に就職活動に取り組み、新たな1ページを刻んでくれることを期待している。

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ドイツ大使館公使「シュテファン・ガロン氏」来学記念講演会

 10月15日(月)10時30分より八戸大学220講義室において、ドイツ大使館公使「シュテファン・ガロン氏」来学記念講演会が行われた。講演は「日本とドイツ~持続可能な発展のための相互協力の可能性~」のテーマで開催され、学生及び教職員約200名がつめかけ盛況となった。
 シュテファン・ガロン氏は、来年、日本で開催される洞爺湖サミットに先立ち、6月に青森市で開催される「エネルギー担当相の会合」について、開催地である青森県のエネルギー政策に対する見識を深めるため来県した。
 今回の講演は、そのガロン氏が青森県の若い世代、大学生と「日本とドイツの両国が担っていくべき責任、経済的チャンスと協力の可能性」についての意見交換を望んだところから、ドイツ在住の経緯がある蛇口浩敬学長がいる八戸大学に要請があり実現した。
 講演会では、ガロン氏がドイツ語で話したことを、ドイツ大使館経済部の幸地晶子氏が通訳する形で行われ、その中で、日本とドイツ両国がサミットの主要課題として掲げる「気候変動問題」「エネルギー問題」について、先進国である両国が協力し、リーダーシップをとって、エネルギー問題を話し合っていかなければならない。と講演した。

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全国で反響!! 篠崎良勝専任講師のケア・ハラスメント調査

 八戸大学人間健康学部の篠崎良勝専任講師が実施した「介護の質向上に関する調査~介護労働者が辞める理由・そして介護労働者が考える介護報酬額とは」の調査結果が全国で反響を呼んでいる。
 篠崎講師は、国が7月に社会福祉事業者確保に関する新しい指針をまとめ、従事者の給与向上に取り組む方針を示した中、現場の意識を把握するため今回の調査を実施した。
 調査の結果、転職・離職希望者が2000年に調査したときよりも40ポイント増になっていた。その理由として、希望の収入が得られない。社会的評価が低い、ケア・ハラスメントなどの被害で精神的にきつい。身体への負担が大きい。などが挙げられた。
 この調査結果がメディアで報じられた後、業界関連のブログやホームページなどのコミュニティサイト、業界ニュースで多くの反響があった。また、ニューヨークとロサンゼルスを拠点とした、在米日本人や国際エグゼクティブを対象とした情報提供を行う大手日系出版社でも配信している。
 関連する様々なコミュニティサイトでは、調査結果に「同様の経験あり」、「逆かと思った」「ストレスがすごいみたい」、「びっくりした」「ショッキングなニュースだ」「この話題を見ると、悲しく苦しい感じがする」という声が多く、また、
「高齢化社会に適応していかなければ」と意識が高まるコメントも出るなど、関心の高さが伺われる。また、医療・福祉ジャーナリストの一人は、「介護従事者の人権を守るという仕組みについて、行政や事業者・施設が本気になって取り組まなければ、介護という仕組みは現場レベルから崩壊していきかねない」と介護現場の現状を指摘している。
 篠崎講師は、ホームヘルパーなどの介護従事者や利用者の実態に関して、様々な調査を手がけ、講演やパネルディスカッションの活動を展開している。その中で、「介護従事者にとって最も耐え難い重荷は、周囲の介護従事者に対するゆがんだ態度や環境である」と訴え続けている。介護報酬の問題、医療行為の問題など介護従事者を取り巻く問題は、介護従事者に対するゆがんだ態度や環境から生み出されたものに過ぎないと指摘。介護の現場やその従事者の社会的地位向上確立のため、今後も医療・福祉分野のシンクタンクとして、篠崎講師の今後の活躍が期待される。

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野辺地西高校創立35周年記念

 10月12日(金)、体育館で挙行された記念式典には、理事長をはじめご来賓・旧職員・保護者の方々多数のご参列をいただき、生徒教職員計500名参加のもと、式が執り行われた。
  校長式辞、理事長挨拶に続いて、これまで本校の教育活動にご尽力いただいた歴代校長、PTA会長、後援会会長、同窓会会長、35周年記念事業協賛会会長、学校医に感謝状を贈呈、野辺地町町長の祝辞ののち、生徒を代表して生徒会長鈴木陽介君が「新たなページを記すため、勉強にスポーツに一生懸命励みます。」と誓いの言葉を述べ、全員で校歌を斉唱して式は終了した。
  ご来賓の中には各界で活躍されている卒業生の顔も見られ、在校生と共に大きな声で校歌を歌う姿は堂々としていた。感無量のものがあったにちがいない。
  式典に続き、まかど温泉富士谷ホテルにおいて記念祝賀会が行われた。ご来賓はじめ教職員計120名が参加。本校祇園囃子保存クラブにより、「野辺地祇園祭り」で演奏される祇園囃子が披露された。お囃子の一部には校歌が取り入れられており、その節が演奏されると会場にはうなずきながら耳を傾ける姿も見られた。野辺地町教育委員会教育長高田安雄様のご発声による祝杯。あちこちで杯を傾け合い、35年の歴史を振り返ってなつかしくご歓談いただく姿が見られ、たいへん和やかな会となった。
 これまで本校にちょうだいしたご理解ご協力に心から感謝申し上げると共に、これからもご支援ご協力を賜りますよう宜しくお願いいたします。

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絵本から広がる表現のたのしさ  第二しののめ幼稚園

絵を描く幼稚園
 第二しののめ幼稚園と聞けば「ああ絵をかく幼稚園」と言われる程、一般には子供と子供の絵が定着した感じに捉えられています。
 人と人のコミュニケーションの根底は伝達にあり、友達と一緒に行動する事を表現抜きに考えることはできません。その意味からも、文字もなく言葉も少ない幼児たちにとって、いつでも、どこでも、誰にでも、自分の思いをより具体的な形で表し、自分を語り、人にも分かって貰える絵の活動は、幼児教育の根幹であり、当幼稚園教育の柱であります。
 然し、幼児期の表現は一表現に固定せず、多様でなければなりません。当然、造形の他に、運動・音楽・遊戯・言語を含む知的活動も自己表現の大事な表現世界であり、当園が、未来への豊かな感性を育む、楽しい絵本の世界を広げるのもそうした表現世界の一つだからです。
イメージを膨らます読み聞かせ
 幼児の絵本への親しみは、親や教師の読み聞かせが出発です。語い不足の幼児が絵や音楽、身体表現に頼るのは当り前ですが、自身は懸命に自分の言葉でも伝えたいのです。
 昔の子はお婆ちゃんお母さんの寝物語などで昔話に親しみ、言葉も、想像力も蓄えていきました。子供は今も同じです。教師や親の読み聞かせが、自分なりのイメージを膨らませ「目に見えないものを見る」という貴重な体験となり、自由な形・色・動きとして、絵や、言葉になって、表現を広げるのです。
 担任によるお話も、内容によって服装を替えたり(写真では「魔法使いの大工さん」で魔法使いの帽子やマントを用い、お話の後、魔法の力で自分の理想の家を絵で作る)途中まで話し、続きを考えるとか、そのまま絵を見せながらの読み聞かせ等、毎日の朝や帰りの会を中心に絵本への関心を高めています。
絵本お楽しみ広場の設置
 毎月曜の「みんなの会」では、「園長先生のお話」プロがあり、年少から年長までを対象に、TVを用いての絵本の実物映像による読み聞かせや、素話など年間を通して園児の絵本を楽しむ世界を広げています。
 然し本園には、絵本を教育力として発揮させる図書室に当てる部屋もなかったので、この夏から、狭いながらも敷物のある「絵本お楽しみ広場」を作り、夏休み預かり保育の子たちから、履物を脱いでの感触の中で、絵本読みを楽しんで貰っています。勿論以後も続けます。
 文字を教えもしないのに、年長では絵本読み聞かせの希望者が多く、場の設定に担任が苦慮しています。1学期末のみんなの会では、年長児が絵本を読み聞かせてくれました。全園児の前でお気に入りの絵本を手に、ゆっくりはっきりと読み、感動を共有しました。
 言葉への興味関心、話す聞く豊かさは、お話を聞き、更に自分の物語を作っていく楽しさまで味わう体験にも繋がっていくでしょう。
 教師と子たちは勿論、親子で絵本を中心に温かい触れ合いの場を持つ中から幼稚園教育の狙う、豊かな心、個性溢れる、表現の世界が広がって行くことこそ、私達第二しののめ幼稚園の願いです。

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図書館に小説等大口寄贈

八戸大学・八戸短期大学図書館  この度八戸大学・八戸短期大学図書館へ工藤義弘氏(南部木材株式会社)より、ビジネス学部小渡康朗教授を通じて、平成18年9月に約1.000冊の寄贈がありました。平成19年3月に全ての図書の受入・装備が完了し、利用者の館外貸出に提供できるようになりました。図書の種類は、藤沢周平,津本陽,黒岩重吾,宮城谷昌光,沢田ふじ子らの歴史小説や、高任和夫,幸田真音,江上剛,高杉良等の経済・企業小説が大半を占めています。 これらの図書の保管・配架場所は開架ではなく“書庫”に保管されておりますので、借りたい方は、図書検索システムOPACをご利用頂くか、気軽にカウンターの職員に声を掛けてください。OPACで検索した場合、コメント欄に【工藤文庫】と表示されているものが、工藤義弘氏からの寄贈図書です。是非、ご利用下さい。

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ほっとたいむ

 「ちょっと聞いてくれよ」と少しばかり興奮気味に尋ねてきた。表情はとても明るい。 尋ねてきたのは大学のゼミの先生。表情から見て、何かいいことがあった。と直感した。 私の前に置かれているイスに腰を降ろした先生は、お徐に携帯電話機を取り出し、「学生からメールが来てさ」とメールの画面を見せた。そこには「内定しました。ありがとうございました。明後日、先生のところへお邪魔します。」と書かれていた。自分のゼミの学生が内定を取ったのだ。聞けば、内定を取るのに結構難しい企業を受けていたそうだ。 「よく勉強した。すばらしいよ。どこに出しても恥ずかしくない学生なんだよ」興奮冷めやらぬ様子で先生は饒舌になっている。先生のゼミで内定が出たのは4人目で、家庭環境に恵まれないにもかかわらず勉強して、努力して、難関の内定を取った事にとても喜んでいる。本当に素直に嬉しいのだ。先生は満足そうにその学生を称える。 「教員冥利につきますね」少し間をおいて「そうだね」と答える先生の表情には、次のステップに確実に向かっている。(ハオ)

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ほっとたいむ

 7月の末、事務室の窓をあけて仕事をしていると、窓をノックする音がした。振り返ってみると窓の外に生徒がいた。椅子から立ち上がって応対してみると、サッカーのユニフォーム姿で部活の帰りらしい。どうしたのと聞くと、「あのぉ~、実は犬が道路に出ていて轢かれそうになったんですよ。それで、連れてきたんですけどぉ~。」要領を得ない話しである。それでどうしたのと思ったのでしたが、窓の下に目をやると確かに彼の手には古っぽいロープが握られ、その先には茶色の犬がいた。よく見ると首輪をしているので飼い主もいることだろうと思い、その辺に繋いで帰ることをアドバイスした。そしたら「でもぉ~、また道路のほうに出て車にはねられたら…。」と心配そうな顔をして、「電車の時間もあるし~。」と続けた。自分のことも気になるが、この犬のことがよほど気になっているらしい。
 そういう彼の気持ちを察して、電車の時間を確認すると「まだ少しは大丈夫。」と答えた。では駅までの間に白銀交番があるので、そこに預けたらきっと大丈夫よと再びアドバイス。彼は一瞬困惑した顔を見せたが、納得の様子ですぐに草むらにしゃがみ込もうとする犬を力で引き連れて行った。
 それから、私はあの犬がどうなったか気になった。仕事帰りに白銀交番の前を車のスピードを落として通ってみた。あの茶色い犬が古っぽいロープに繋がれて、交番の脇で少し不安そうな顔で飼い主を待っていた。
 翌朝、出勤時にまた白銀交番の前を車のスピードを落として通ってみた。あの犬はすでに居なかった。(ヒロ)

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