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特別講義 水の汚染と人間の生態学

 1月23日(金)八戸大学人間健康学部「人間環境論(2年次)」の講義で、講師に東京大学大学院医学研究科 渡辺知保教授をお招きし、特別講義が行われた。テーマは人間の健康に大きな影響を与えている環境、中でも水の量と水の質に関する「水の汚染と人間の生態学」であった。本講義の内容は、飲料水のヒ素汚染の問題を取り上げられ、調査結果も交えた講義であった。ヒ素による汚染の問題は、アジア・中南米の開発途上国を中心に世界各地に見られ、中でもバングラデシュは危険人口が数千万人に及ぶとされ、被害は深刻である。バングラデシュでは元来使用していた表層水が細菌学的に汚染されるようになり、消化器系の感染症が猛威をふるったため、国際機関の先導で1970年代から井戸の敷設が進められた。地下水は細菌学的汚染を受けにくいため感染症は激減したが、土壌に含まれていたヒ素による地下水の汚染が起こり、多くの住民の健康を損なうことになった。講義では1990年代の終盤に実施した実態調査の方法が紹介され、典型的な毒性症状である皮膚障害について、男性が女性より感受性が高いことを示し、これが代謝と関連している可能性が示唆した。難しい講義内容であったが、学生は興味深く聞いていた。

八戸大学

学院キャンパスだより第13号

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